JDKのあれこれ
Oracle JDKライセンスの有償化
リリースサイクル変更にともない、Oracle JDK の運用には有償サポートが必要になると発表された。
c.f. https://www.oracle.com/technetwork/jp/articles/java/ja-topics/jdk-release-model-4487660-ja.html
これによって「Java有償化混乱」が起きたけど、実際違う。無料で使える。
OracleJDKの機能はOpenJDKに提供されていて、有償機能として提供されていた機能もオープンソース化 されている。
そして、OpenJDKがOracleJDKに追従するためには半年ごとのアップデートが必要ということになり、現実的な運用にはOracleJDKの有償ライセンスが必要だよね。という発想のもと起きた混乱
実際にはAdoptOpenJDKとかAmazonがOpenJDKビルドを提供しているので、Java 8/11 のメンテナンスがメンテナンスが継続されている。
なので、OracleJDKの有償化はコミュニティからのディストリビューションでの提供による形にシフトしていったという方が正しい解釈になる。
まぁ、実際びびった。
JDKディストリビューション
- Oracle JDK
- Oracle OpenJDK
- Red Hat OpenJDK
- Azul zulu
- SapMachine
- BellSoft Liberica JDK
- AdoptOpenJDK with HotSpot
- Amazon Corretto
いずれもマルチプラットフォームに対応している。
各ベンダはOracleのリリースに伴って競い合うようにjdkの提供を行っている。
AdoptOpenJDKにはOpenJDKの則ったJVMであるHotSpot版とIBMが支援するOSS JVMのEclipse OpenJ9版がある。
後者だとIBMの商用サポートを得られることができる。
どのJDKディストリビューションを使用するか問題が出て来ているけど、将来的にはプラットフォーム依存が出てきそうかなと言うのが個人的な感想です。