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いわゆる雑記。

お金2.0

  • フリードリヒ・ハイエク

    • 「貨幣発行自由化論」を発表
    •  国家が中央銀行を経由して、通貨をコントロールすることは実態経済に悪影響を及ぼす
    • 通貨の国営化を否定
    • 市場原理によって健全で安定した通貨が発展する
    • e.g. 仮想通貨
  • 情報の非対称性

    • 情報が偏って存在することで代理人や仲介者が「ハブ」役割と権力を持っていた
    • 現在では、オンライン上で人・情報・モノが直接つながっている
    • 中央に代理人がハブとして存在する必要がなくなり、分散化したネットワーク社会が構築される
  • 共有経済(シェアリングエコノミー)

    • 個人単位で余ったリソースを共有しあうことでコストを削減できる
    • 共有できる範囲がインターネットの発展により、全世界規模に
    • 分散化ネットワーク社会での成功例の典型    求められるのはリソース(サービス)の直接的な提供ではなく、個人と個人のサポート
    • ネットワーク化した個人を束ねて1つの経済システムを作る
  • トークンエコノミー

    • トークン: ブロックチェーン上で流通している文字列を指すことが多い
    • 経済圏がネットワーク内で完結している
    • 思想・ルールをトークン内に埋め込んで市場価値にすることが可能
      • 「シニョリッジ(通貨発行益)」通貨を発行する存在が手にする利益
      • 発行者はシニョリッジを得るが、一方で優れた経済圏を作り維持する義務が課せられる
      • e.g. ブロックチェーン, 仮想通貨
  • 評価経済

    • 個人が発信する手段・場が増えた
    • ライブ動画配信などは巨大な市場を形成している
    • リアルタイムで配信し、ユーザーは「投げ銭」をすることで経済が回る
    • 企業対個人 から 個人から個人のやりとりが増えた
  • 資産経済

    • 消費経済からのお金利や手数料で成り立っているため、消費経済への依存度が高い
    • 統計上、お金の流れは9割り近くは少数で動いている資産経済によるもの
    • 消費経済に対する、資産経済の割合は拡大傾向にある
    • 世界中で金融マネーは投資先を探し求めていて、利回りの良い投資先の方が枯渇し始めている
    • 資金調達が容易な環境にあるため、相対的にお金の価値そのものが下がり続けている
  • 評価経済への不信感

    • あらゆる価値を最大化すれば、貨幣と交換が可能
    • 評価経済のメインストリームが「評価」や「信用」ではなく、「注目」・「関心」に過ぎないため
    • 炎上行為は、注目を集めているだけで、信用を得ているわけではない
  • グラミン銀行

    • 1976年、チッタゴン大学教授のムハマド・ユヌス貧困層をグループ化して融資を行ったパイロット・プロジェクトが起源
    • 土地などの担保を持たない貧困層に対して、少額を低金利で貸し出す金融期間
    • 返済率も高く、2006年にノーベル平和賞を受賞
    • 5人組の連帯保証による「グループ貸付」
    • 銀行スタッフによる貯蓄・融資手続き(移動業務)
    • 毎週少額ずつ返済する「定額返済」