mutao.net

いわゆる雑記。

PostmanのTips

Postmanのリクエストをcurlコマンドに変換する機能があるというのを見てめちゃくちゃ便利だったのでメモ。

クエリパラメータやtokenを大量に付与するAPIのリクエスト等だとありがたすぎる。

右の「codeをクリック」 f:id:mutaonet:20210506194008p:plain

左上のプルダウンから「cURL」を選択するとcurlコマンドを生成できる。 f:id:mutaonet:20210506194041p:plain

SEOメモ②

2021/5月からGoogleの検索順位にCoreWebVitalsが影響すると正式に発表された。

developers.google.com

CoreWebVitalsが何の指標なのかは各所で言及されているので特筆しないし、ユーザにメリットがあるようにサイト構築をするのはSEO対策の基本。

ちなみに各指標についてはweb.devを参考にするのが一番いい。

web.dev

今回はWebページの高速化のため改善事項を探るTipsみたいなものをメモする。

まずはPageSpeedInsightで各種指標を確認する。

developers.google.com

はてなブログの場合、テンプレートによって差異が発生するが、現状はこんな感じ。

f:id:mutaonet:20210417152650p:plain

LCPの値が悪い。LCPが悪化する要因はだいたい以下。

CSS/JavaScript等のリソースが重い

ここで気をつけたいのは minifiy しているかや、gzip圧縮をしているか、不要な記述がないか等を探る。

CSS/JavaScriptの不要な記述削除は困難。そもそも大量のファイルをloadしているようなサイト(ページ)だと原因箇所を特定しにくい。

Chrome dev tools の Coverageを使うとわかりやすい。

Coverageパネルはデフォルトだと非表示になっているので RunCommandから「coverage」と入力して表示させる。

f:id:mutaonet:20210417153724p:plain

「Usage Visualization」の赤いバー不要。

「Unused Bytes」の降順でソートできたりもして便利。

f:id:mutaonet:20210417153532p:plain

広告を貼っているサイトだと改善のしようながないがあるので、「URL filter」に自サイトのドメイン等を入力してフィルタリングしてあげると見つけやすい。

SEOメモ①

SEOについて勉強する機会があったのでメモしておく。

SEO対策についてはど素人ですが、「目に見えてダメな部分を直す」が特効薬として機能し、基本的には「コンテンツの質を高める」ことが重要。

何かを対策してみたところで目に見えて改善されるケースは少ない(気がする)。

MFI

モバイルファーストインデックスのこと。

2015/4月に実施されたモバイルフレンドリーアップデートから始まる。

webmaster-ja.googleblog.com

スマホで読みやすいページが有利になり、その逆であったりそもそもスマよようのページがない場合はGoogleのオーガニック検索で順位を落とすことになった。

MFIと呼ばれるようになったのは以下の2016年に実施されたアップデートから。

webmaster-ja.googleblog.com

上記のリンクより引用

そこでユーザーにとってさらに価値ある検索結果を提供するために、Google ではモバイル ファーストのインデックス登録に向けた実験を開始しています。Google 検索のインデックスは、サイトやアプリについての単一のインデックスとして存続しますが、将来的に Google のアルゴリズムはモバイル版のコンテンツを主に使用するようになります。つまり、ページのランキングを決定したり、構造化データを理解したり、検索結果にスニペットを表示する際も、モバイル版のコンテンツが使用されるようになります。もちろん、Google のインデックスがモバイル版のコンテンツで形成されるようになっても、デスクトップ端末かモバイル端末かに関わらず、すべてのユーザーに素晴らしい検索体験を提供し続ける点は変わりません。

ざっくり言うとこれまでPC版のページを評価していたが、スマホ版(向け)のページを評価するようになり、今後スマホ版のページが検索結果に入ってくるというもの。

2019/7移行は全ての新規ウェブサイトはデフォルトでMFIの対象。以前から存在するウェブサイトについてはGoogleが評価して切り替わっていく。

MFIに移行したかどうかはSearchConsoleで確認可能。

developers.google.com

MFIに移行するとスマホのQAを持つクローラがインデックスし始める。完全にPC版のクローラが来ないというわけではないが、インデックスはされるコンテンツは1つなので検索結果に乗るページは徐々にスマホ版へと切り替わっていく。

リッチリザルト

構造化データとも呼ばれる。

リッチリザルトとその名前の通り、「検索結果でリッチに表示される」もので検索結果の順位そのものには基本的に影響しない。

ただ、コンテンツの質が上がったと解釈されて影響がでる可能性もある。

developers.google.com

品質に関するガイドラインも規定されているので、誤った情報を記載すれば悪影響もある。

developers.google.com

様々な構造化データタイプがあるので自身のウェブページにあったものを選択して実装する。

developers.google.com

実装した結果はリッチリザルトテストで検証することができる。

ただし、クローラが到達できるウェブサイトであることが条件になるのでdevelop環境等のクローズドな環境では使用できない。

リリース前に確認するにはコードスニペットを使用して確認できるのでそちらを使用する。

search.google.com

CentOS8環境にdockerを入れる

docker入れたい

dnfコマンドを使って入れていく。

本当はansibleで入れてみたかったけどとりあえず動かしたいので入れる。

repository登録

$ dnf config-manager --add-repo https://download.docker.com/linux/centos/docker-ce.repo
Adding repo from: https://download.docker.com/linux/centos/docker-ce.repo
$ dnf repolist
repo id                                                                                                repo name
appstream                                                                                              CentOS Linux 8 - AppStream
baseos                                                                                                 CentOS Linux 8 - BaseOS
docker-ce-stable                                                                                       Docker CE Stable - aarch64
extras                                                                                                 CentOS Linux 8 - Extras
[root@localhost ~]# dnf -y install docker-ce docker-ce-cli containerd.io
Docker CE Stable - aarch64                                                                                                                                                              24 kB/s | 9.2 kB     00:00
Last metadata expiration check: 0:00:01 ago on Sun 07 Feb 2021 10:18:59 AM UTC.
Dependencies resolved.
=======================================================================================================================================================================================================================
 Package                                                  Architecture                        Version                                                               Repository                                    Size
=======================================================================================================================================================================================================================
Installing:
 containerd.io                                            aarch64                             1.4.3-3.1.el8                                                         docker-ce-stable                              26 M
 docker-ce                                                aarch64                             3:20.10.3-3.el8                                                       docker-ce-stable                              18 M
 docker-ce-cli                                            aarch64                             1:20.10.3-3.el8                                                       docker-ce-stable                              29 M
Installing dependencies:
 checkpolicy                                              aarch64                             2.9-1.el8                                                             baseos                                       338 k
 container-selinux                                        noarch                              2:2.144.0-1.module_el8.3.0+475+c50ce30b                               appstream                                     49 k
 docker-ce-rootless-extras                                aarch64                             20.10.3-3.el8                                                         docker-ce-stable                             8.3 M
 fuse-overlayfs                                           aarch64                             1.1.2-3.module_el8.3.0+507+aa0970ae                                   appstream                                     62 k
 fuse3-libs                                               aarch64                             3.2.1-12.el8                                                          baseos                                        90 k
 libcgroup                                                aarch64                             0.41-19.el8                                                           baseos                                        68 k
 libslirp                                                 aarch64                             4.3.1-1.module_el8.3.0+475+c50ce30b                                   appstream                                     65 k
 policycoreutils-python-utils                             noarch                              2.9-9.el8                                                             baseos                                       251 k
 python3-audit                                            aarch64                             3.0-0.17.20191104git1c2f876.el8                                       baseos                                        84 k
 python3-libsemanage                                      aarch64                             2.9-3.el8                                                             baseos                                       124 k
 python3-policycoreutils                                  noarch                              2.9-9.el8                                                             baseos                                       2.2 M
 python3-setools                                          aarch64                             4.3.0-2.el8                                                           baseos                                       528 k
 slirp4netns                                              aarch64                             1.1.4-2.module_el8.3.0+475+c50ce30b                                   appstream                                     49 k
 tar                                                      aarch64                             2:1.30-5.el8                                                          baseos                                       829 k
Enabling module streams:
 container-tools                                                                              rhel8

Transaction Summary
=======================================================================================================================================================================================================================
Install  17 Packages
...
Installed:
  checkpolicy-2.9-1.el8.aarch64                                          container-selinux-2:2.144.0-1.module_el8.3.0+475+c50ce30b.noarch             containerd.io-1.4.3-3.1.el8.aarch64
  docker-ce-3:20.10.3-3.el8.aarch64                                      docker-ce-cli-1:20.10.3-3.el8.aarch64                                        docker-ce-rootless-extras-20.10.3-3.el8.aarch64
  fuse-overlayfs-1.1.2-3.module_el8.3.0+507+aa0970ae.aarch64             fuse3-libs-3.2.1-12.el8.aarch64                                              libcgroup-0.41-19.el8.aarch64
  libslirp-4.3.1-1.module_el8.3.0+475+c50ce30b.aarch64                   policycoreutils-python-utils-2.9-9.el8.noarch                                python3-audit-3.0-0.17.20191104git1c2f876.el8.aarch64
  python3-libsemanage-2.9-3.el8.aarch64                                  python3-policycoreutils-2.9-9.el8.noarch                                     python3-setools-4.3.0-2.el8.aarch64
  slirp4netns-1.1.4-2.module_el8.3.0+475+c50ce30b.aarch64                tar-2:1.30-5.el8.aarch64

Complete!

dockerのサービス登録

[root@localhost ~]# systemctl start docker
[root@localhost ~]# systemctl enable docker
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/docker.service → /usr/lib/systemd/system/docker.service.
[root@localhost ~]# systemctl status docker
● docker.service - Docker Application Container Engine
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/docker.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since Sun 2021-02-07 10:21:44 UTC; 9s ago
     Docs: https://docs.docker.com
 Main PID: 3783 (dockerd)
    Tasks: 13
   CGroup: /system.slice/docker.service
           └─3783 /usr/bin/dockerd -H fd:// --containerd=/run/containerd/containerd.sock

Feb 07 10:21:42 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:42.099871862Z" level=warning msg="Your kernel does not support cgroup blkio weight"
Feb 07 10:21:42 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:42.099895528Z" level=warning msg="Your kernel does not support cgroup blkio weight_device"
Feb 07 10:21:42 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:42.100400981Z" level=info msg="Loading containers: start."
Feb 07 10:21:43 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:43.366532114Z" level=info msg="Default bridge (docker0) is assigned with an IP address 172.17.0.0/16. Daemon option --bip can be used to set a preferr>
Feb 07 10:21:43 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:43.650196576Z" level=info msg="Firewalld: interface docker0 already part of docker zone, returning"
Feb 07 10:21:43 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:43.969715664Z" level=info msg="Loading containers: done."
Feb 07 10:21:44 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:44.080269229Z" level=info msg="Docker daemon" commit=46229ca graphdriver(s)=overlay2 version=20.10.3
Feb 07 10:21:44 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:44.080964865Z" level=info msg="Daemon has completed initialization"
Feb 07 10:21:44 localhost systemd[1]: Started Docker Application Container Engine.
Feb 07 10:21:44 localhost dockerd[3783]: time="2021-02-07T10:21:44.190011069Z" level=info msg="API listen on /var/run/docker.sock"

[root@localhost ~]# docker --version
Docker version 20.10.3, build 48d30b5

Raspberry Pi4 ModelBにCentOS8を入れてみた

準備するもの

MicroSDにCentOS8のイメージを書き込む

公式のサイトから CentOSのイメージをダウンロード。

今回使用したのは CentOS-Userland-8-stream-aarch64-RaspberryPI-Minimal-4-sda.raw

people.centos.org

ググってみるとこのイメージをddコマンドで書き込む記事が多かったけど、起動しなかったので別の手法をとる。

ずっとRaspberry Piが緑色のランプが点滅し続けていたのでうまく読み込みができていないみたいでした。

なのでRaspberry Pi Imagerを使いました。公式サイトからダウンロードします。

www.raspberrypi.org

UIはシンプルで分かりやすいです。 ダウンロードしたイメージを選択するだけ。

MicroSDは勝手に認識します。

f:id:mutaonet:20210207132127p:plain

「WRITE」を押したら数分待ちます。

書き出しが終わればRaspberry PiにSDカードを入れて起動するだけ。

ddコマンドでは失敗しましたが、imagerを使うとうまく起動しました。

何が違うかは謎。公式から便利なツールが出ていることがわかったのでまぁよしとします。

カラフルな画像が表示されてからCLIに入ります。

デフォルトは root ユーザでパスワードはcentosです。

念のためpasswdコマンドで任意のパスワードに変更しておきました。

Raspberry Pi4は無線LANが使用できますが、モジュールが足りないのでダウンロードしてくる必要があります。

なので初回だけ有線LAN必須。

自宅に余っている有線LANがなかったので次はその手順をメモします。

Java並列処理実装について

軽くJavaの並列処理の実装について調べてみたのでメモしておく。

Javaのスレッド

Javaのスレッドはカーネルスレッドと結びついている。

基本的には1coreあたり1スレッドしか動作できないためスレッドを切り替えて動作することになる。

このスレッドの切り替えのことをコンテキストスイッチという。

コンテキストスイッチ

コンテキストスイッチを行うためにはスレッドが動いていた状態を再開するために保存しておく。

つまりメモリに状態を保存しておくことになる。

また、コンテキストスイッチには約1~100マイクロ秒かかるこの時間にはスレッドの処理時間は含まれていない。

並列処理をしてもコンテキストスイッチが頻繁に起こるようになればここがボトルネックとなり並列処理を実装してもアプリケーションの性能劣化を招く。

タスクの並列度はコア数を前提として考えなければならない。

スタックサイズ

64bit環境のJVMのデフォルトのスタックサイズは1MB。

つまり、1k個のスレッドは1GBのRAMを消費することになる。

Javaの並列処理実装へのアプローチ

実際にwhile loopの中で大量にThreadを作成するテストコードを書いてみるとOutOfMemoryエラーが発生した。

これはThreadの作成に失敗したことを意味しているらしい。

実際に仕事で並列処理を使うことは多そうなのでこのようなエラーに遭遇しないためにも適切なアプローチを学びたい。

java.lang.Thread

docs.oracle.com

Java1.0からある老舗のクラス。

Javaの並列処理は全てこのクラスがベースになっている。

public class ExcecuteThread extends Thread{
    public void run() {
        // 実行したい処理
        }
    }
}
// こんな感じで実行
public class Main {
    public static void main(String[] args) {
      ExcecuteThread thread = new ExcecuteThread();
      thread.start();
    }
}

このようにスレッドとタスクは1対1の関係性を伴う。

Threadクラスはどこでも作成でき、どこからでも実行することが可能だが、Threadの実行タイミングや現在実行されているスレッド数の管理が大変。

なのでThreadクラスを生で使うのではなくてAPIを使用して実装した方がよいとのこと

Parallel Stream

Streamの並列処理版というらしい。Java8から導入。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        List<Integer> list = new ArrayList<>();
        int num = 0;
        while(num < 1000) {
            list.add(num);
            num++;
        }
        list.parallelStream().forEach(i -> System.out.println(i));
    }
}

面白くも何もないコードですが、こんな感じでテストコードを書いてみました。

実行結果は並列処理なので順序はめちゃくちゃです。

streamをparallelStreamにすればいいだけなので簡単な実装ですが、実際には使い所がある模様。

並列処理をする要素数が多ければパフォーマンスの向上が見込めるが、逆に少ないとパフォーマンスとしては逐次実行より劣化するとのこと。

これはテストコードでいうところのlist変数の中の要素を分割してから並列処理と終端操作を行うためとのこと。

要素を分割するということは要素数が決まっていないlistなどに対しては要素の分割操作ができないためparallelStreamは使えないということ。

parallelStreamについては以下にベンチマーク結果があるみたいです。

github.com

参考にさせていただいた記事

rcoh.me

mahata.gitlab.io

他者と働く

f:id:mutaonet:20210111144713j:plain

他者と働くを読んだのでメモ

目次

  • 組織の厄介な問題は「合理的」に起きている
  • ナラティブの溝を渡るための4つのプロセス
  • 実践1 総論賛成・各論反対の溝に挑む
  • 実践2 正論の届かない溝に挑む
  • 実践3 権力が生み出す溝に挑む
  • 対話を阻む5つの罠
  • ナラティブの限界にあるもの

「知識として正しいことと、実践との間には大きな隔たりがある。」

科学的に正しいことは、実際に経験しているその場の環境や対人関係を踏まえると実践的ではないことが多い

既存の方法で解決できる問題のことを「技術的問題」、既知の方法で解決できない問題のことを「適応課題」と定義(ロナウドハイフェッツ

  • 技術的問題
    • 既存の知識・方法で解決できる問題
  • 適応課題
    • 関係性の中で生じる問題

単に合理的であることを説明しても、相手の副作用への恐怖などが払拭できなければ受け入れてもらえない。

こうした適応課題は相手の視点(ナラティブ)に基づいた対話が必要となる。

仕事の場では私情を抜きにして、効率性重視の役割に基づいた道具としての機能を期待される。

→「私とそれ」の関係 短期的にはある部分で合理的に機能してしまったシステムは変化させることは難しい

男女の対等な社会参画や新規分野への業務拡大という長期的なゴールのために、短期的な合理性を犠牲にする必要がある。

対話

権限や立場に関係なく、自分の中で相手を見出すこと、相手の中に自分を見出すことが必要となる

ナラティヴ

物語を生み出す「解釈の枠組み」のこと 立場・役割・専門性など、期待される振る舞いのこと

適応課題の分類

  • ギャップ型

    • 価値観と実際の行動にギャップが生じるケース
    • ex. 新規分野への業務拡大
  • 対立型

    • 互いのコミットメントが対立するケース
    • ex. 開発部門と営業部門の対立
  • 抑圧型

    • 言いにくいことを言わないケース
    • ex. 上司・部下の関係
  • 回避型

    • 本質的な問題を回避するための回避行動をするケース
    • ex. 職場のメンタル疾患問題をストレス体制のトレーニングを施すなど
    • 焼け石に水の対策がエクスキューズとなる。